病院でも働ける?人と向き合い支える仕事

介護施設で経験を積むか、医療機関で経験を積むか。

どんな人が向いている?人と向き合う仕事

高齢化が進み、年々仕事の需要が増しているのが介護士の仕事である。介護士は、介護の専門的な知識や技術が必要になるが、仕事のベースになるのは人と人との関係だ。そして、利用者は自分の気持ちを上手に言葉に出すことが難しかったり、自分の状況をうまく伝えられないことも多い。そのため、相手の心をおもんばかって忍耐強く接することができる人が介護士に向いている。

また、介護士の仕事は人が好きな人や世話好きな人にも向いている。人が好き、お世話をするのが好きという人は、自然と相手のことをよく観察し、どんなことをしてあげると相手が喜ぶかを考えるものである。

これは介護だけに限らず、医療の現場で働くスタッフにも共通することである。介護の現場で活躍する看護師、一方で医療の現場で活躍する介護士や看護助手もいる。そのどちらも、サービスを提供する相手に対して同じ思いを持って接しているのだ。

特に介護が必要となる高齢者や障害を持つ方は、日々の生活の中に現れる小さな変化が大きな問題に発展することがある。そのため、観察眼を持っていて、必要と思われることを医師や看護師などにいち早く伝えることができる人が適任なのだ。

さらに、介護士は新しいことに取り組むのが好きな、チャレンジ精神がある人に向いている。介護の仕方や技術は日々進歩しており、専門家から様々な見解が出されている。自分の仕事を改善しようと勉強会に積極的に参加したり、新たな研究発表の内容を自分の仕事に取り入れようと努力する姿勢がある人は、介護の仕事に適性がある。介護施設で介護士として働く、あるいは医療現場で看護助手として働く場合も、こうした特徴は共通だといえる。